[教育]「本質を見抜く力」を養う幼少教育とは?

花まる学習会代表、高濱正伸氏インタビュー

<主体性に危機感>

―「花まる学習会」は「思考力」や「野外活動」を重視する独特のプログラムを展開しているとか。きっかけは何だったのですか。

「大学を卒業してから予備校や塾で受験生を教えていたのですが、そこで目にしたのは、主体的に考えることができない、生命力が感じられない生徒の姿でした。受験に合格することが人生のゴールではないはずなのに、このまま社会に出て大丈夫なんだろうかと、こうした人材を輩出していることに危機感を抱いたことが原点です」

―花まる学習会では、どのように人材を育ててきたのですか。

「第一に『本質を見抜く力』を養うことです。数学に例えれば公式通りに面積を求められるかではなく、(解を導き出す)補助線を引けるかどうかが重要なんです。『見えないものを見る力』。実はこれこそ人生の本質で、相手が伝えたいことや論点を見抜く力につながります」

―すると図形問題をひたすら解くのですか。

「違います。『見抜く力』を養うには、没頭体験が重要です。やらされて仕方なく嫌々では、身につかない。ひとつのことに没頭した経験を積むのです。これは脳科学者・茂木健一郎さんの受け売りですが、脳は、やる気を持って反復したことは伸びるようにできているんです。野球が好きな子なら毎日、素振りする―。すると反復によって脳はバッティングの感覚をつかむ。サッカーなら、あちらにパスすれば相手はこう反応し、ボールはこう動くはず―。好きなことに没頭している時には、頭の中で瞬間的に『補助線』を引いているのです」

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