日本ベンジャミン人間性英才学校が8月20〜21日、ILCHI HSP伊勢研修院で韓国のベンジャミン人間性英才学校3期生と「日韓国際ワークショップ」を開催しました。
日韓合わせて40名の生徒が参加した今回の国際ワークショップは、「We are Earth Citizen へそから地球まで」をテーマに、国際交流を通じて日韓の生徒が地球市民意識を養えるよう進められました。
地球市民宣言文の朗読で始まった今回の国際ワークショップのメインプログラムである「地球市民青少年サミット」では、環境、人権、平和チームに分かれて、実践できる内容を決めて発表する時間を持ちました。環境チームは、タンブラーとエコバッグの使用、食べ物の節約、リサイクルの寄付、菜食中心の生活、ゴミ拾いなどを発表し、人権チームは、子どもと女性の労働力に役立てるようペアトレード商品の使用に関する内容を、平和チームは、互いに励ましの言葉をかける、地下鉄で明るく笑う、笑顔の写真をアップする、へそヒーリング(へその周りを軽く押して腸を活性化させる健康法)を伝えて健康を回復する、地球市民署名運動などのプロジェクトを発表しました。生徒はこのプロジェクトを6カ月間一緒に実践する予定です。
また、今回のワークショップでは、オンラインで2人のメンターを招待してメンター講義を行いました。米国ECO(Earth Citizen Organization、地球市民運動連合)のスティーブ・キム運営理事は地球温暖化問題への答えとして、科学・技術ではなく、人類のライフスタイルそのものが変わるべきで、人と地球が一つにつながっているという地球市民の精神を実現したときにのみ、この地球環境の回復も可能だという講義で、地球と人類は一つという地球市民意識を生徒たちに伝えました。
ボリビアのNGO「DIFAR」の瀧本里子代表は、トイレがなくて下痢と感染症に苦しむボリビアの子供たちのためにエコトイレを作り、ゴミの分別、生ゴミを堆肥として使用するなどの様々な活動を行っています。この仕事を始めたきっかけや人々が変化し始めた様子について話し、この内容が、生徒たちが決めたプロジェクトの実践に役立つことを願っていると講義を締めくくりました。
また、「地球市民ベリーボタンフェスティバル」、「へそヒーリングGO」、「ベリーボタンウォーターゲーム」などのプログラムを行い、思い切り遊んで、踊って、通じあう時間を過ごしました。
特に「へそヒーリングGO」は、人気ゲーム「ポケモンGO」をなぞらえた弘益バージョンとして、生徒が会場近隣の住民にへそヒーリングを伝えに行くというプログラムで、生徒たちはコミュニケーションする勇気と喜びを感じました。
2日間のワークショップに参加した日本の生徒たちは「韓国の友達と一緒にワークショップをしたのがとても楽しかったし、これからの夢に向かって進める原動力になった」、「言葉を越えて交流できたことに感謝」、「初めて会ったのに地球市民として明るくコミュニケーションできたのが、貴重な体験だった」、「できないと思ってしたくなかったこともただやってみると、意外とうまくできて、視野が広がった」、「このような国際的なワークショップがあればまた参加したいと思う。積極的に夢に向かっていきたい」といった感想を話してくれました。
また、韓国の生徒たちからは「言葉が通じなくても心で十分に通じ合えて楽しかった」、「日本の友達と一緒の共同プロジェクトには必ず参加したい」、「日本の友達とディスカッションしながら、より良いアイデアが得られた」「地球市民として一緒に成長できたみたいで嬉しかった」などの感想がありました。
■日本ベンジャミン人間性英才学校
日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力を育てる脳教育をベースとし、生徒が自己価値を高めて夢を実現できるよう導く自己主導型代替学校(オルタナティブ・スクール)として、今年4月に設立されました。「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことが特徴で、自由学年制と学校在学制(高校などの学校に通いながら登録する課程)があります。
http://benjaminschool.org/