「第4次産業革命の時代を生きていく私たちは、どのようなスピリットを持つべきですか?」夢と人生の方向性を探し、いろんなことに挑戦しながら経験を積んできた青少年が質問しました。
韓国のベンジャミン人間性英才学校(校長キム・ナオク、以下ベンジャミン学校)は2月14日、忠清南道天安市にある弘益人間性教育院で李承憲グローバルサイバー大学学長を迎え、メンター講義を行いました。この日、ベンジャミン学校とベンジャミンギャップイヤーの生徒63名が参加しました。李承憲学長は、世界に弘益精神を伝えている瞑想家であり、脳教育創始者、地球市民ムーブメントの提唱者です。
キム・ナオク校長の司会で始まった講義は、李承憲学長がベンジャミン学校の卒業生の質問に答える形で行われました。李承憲学長は、青少年たちに夢と勇気と能力、そしてスピリットの重要性を強調し、未来の人材の資質として共感能力と創造性、地球市民スピリットを挙げました。「人々の役に立ち、必要としてもらえるように能力を育て、一緒に活動できるパートナーをたくさん作ってください」とアドバイスしました。
この日、ベンジャミンギャップイヤーのイ・ギョンウンさんが「最近、『人生120年の選択』という本を出版されましたが、若者にとって人生120年の哲学はどんな意味がありますか?」と質問しました。李承憲学長は「職業が人生の目標ではありません。人生の目標がなければ職業が目標になり、人生のあるじではなく奴隷として生きるようになります。何歳まで生きるのかが大事なのではなく、どんな人生を生きるのかが大事です」と強調し、「みなさんが世界に変化を与えられる偉大なスピリットをもつ人になることを願っています」と述べました。
ベンジャミン学校1期生のキム・サンフン君は「李承憲学長は地球市民ムーブメントを提唱されていますが、私たちがもつべき地球市民スピリットとは何ですか?」と聞くと、李承憲学長は「人類は国や宗教に分かれて対立してきましたが、意識の大転換が必要です。今後、人類がもつべき意識は、地球市民スピリットです。みなさんが生きていく時代は地球市民時代です。このような意識をもつ1億人が必要です」と述べました。李承憲学長は「ベンジャミン学校は、地球市民スピリットをもつ出発点」だとし、「国の未来、地球の未来を明るく創造していく主人公になる人材を育てる学校がベンジャミン学校です。大きな夢を抱いて実現していく、後輩たちのモデルになってください」と述べました。
2期生のイ・ドユン君は「第4次産業革命の時代に必要な本当の人材とは?」と質問しました。李承憲学長は「人間の脳には無限の創造性と可能性があります。人工知能も人間がつくったものです。人間がどのような価値と意識をもつのかが大事です。人間が自らの価値を見いだし、明るい意識で生きていくと選択すれば、人類は第4次産業革命を超えて第5次産業革命にいたれる」と答えました。
最後に、李承憲学長は「地球と人類の問題について頭を集めて悩み、新しい未来を設計する人材にならないといけません。障害を恐れずに自ら選択し、たゆまぬ訓練によって鍛錬し、障害を撃破してください」と呼びかけました。