夏休みも間近。子どもたちはワクワク、親にとってはちょっと憂鬱(?)な時期です。旅行など、夏のイベントも盛りだくさんだと思いますが、気をつけたいのが普段の生活。少し気を許すとダラダラした生活になりがちに。具体的にどんなことに気をつければいいのか、脳の専門家に聞きました。
* * *
■第1の9…「夜9時に寝る」
睡眠には、日中の脳の疲れを回復させる役割と、翌日の脳の覚醒を高める役割があります。脳の回復と覚醒には、十分な睡眠時間と深い眠りがとても大事。夜更かしは、このどちらも阻害してしまいます。さらによくないのは、一度夜更かしを経験すると、それが習慣化されやすいこと。夜更かしをクセにしないためには就寝時刻を決めるのが一番。
「夜9時には寝る」を毎日の習慣にし、親も夜更かしを減らしましょう。
■第2の9…「9時間寝る」
朝から頭がスッキリした状態で活動するには、最低でも9時間の睡眠時間が必要です。理想は夜9時に寝て、朝6時に起きる睡眠リズム。浅く短い睡眠だと、目覚めた後も脳の活動が長時間にわたって低調なままとなり、「頭が働かない状態」が続きます。しかも落ち着きがなくなる、全体を見通すことができなくなるなど、集中すべきときに集中できない脳になってしまうので気をつけて!
■第3の9…「朝9時までに覚醒させる」
就寝中に情報整理が進んだ午前中の脳は、一日の中で最もクリア。勉強や宿題にも最適で、朝9時から勉強や課題に取り組めれば理想的です。ただし目覚めてから脳が最大限に覚醒するまでにはおよそ3時間必要とされています。朝の6時には起きて、ラジオ体操や散歩などで軽く運動する、朝食をきちんと食べるなどして、脳が働ける状態を整えましょう。スッキリ脳で9時から宿題や勉強に取りかかれます。
全文はこちら