内閣府の2014(平成26)年版「子ども・若者白書」によると、日本の若者は、他国に比べて「自己肯定感」がたいへん低くなっています。世界7か国の13~29歳の男女を対象に実施した調査では、「自分自身に満足している」という若者は日本では45.8%にとどまり、7か国の中で最低でした。アメリカ86.0%、イギリス83.1%、フランス82.7%、ドイツ80.9%、スウェーデン74.4%、韓国71.5%となっており、大きな差があります。
「自分の将来に明るい希望を持っている」という人は、日本は61.6%でした。アメリカ91.1%、スウェーデン90.8%、イギリス89.8%、韓国86.4%、フランス83.3%、ドイツ82.4%となり、こちらも日本は7か国の中で最低でした。
こうしたデータが示すように、日本の青少年に対しては、希望や幸福感をもたせるような教育が必要になっています。日本の教育改革のヒントになる制度として注目されているのが、アイルランドの「トランジション・イヤー」です。この制度は、普通の授業から離れ、1年間にわたって実践的な教育を受ける仕組みで、アイルランドでは国家レベルで導入されています。社会的な体験活動をふまえて自らの進路を決めることができるため、将来に向けたプランをつくりやすくなるのです。
アイルランドは、トランジション・イヤーを導入したことで、人材の面から経済が活性化し、経済成長率のアップにつながったとも言われています。
トランジション・イヤーのような体験を日本でできる学校として設立されたのが、日本ベンジャミン人間性英才学校です。すべての子供を「人間性英才」へと育てるための学校として、世界的に有名な脳教育者の一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏が創立しました。「人間性英才」とは、学問だけでなく人間性の面でも秀でた人材という意味です。幸せな脳、夢のある脳を育てる脳教育プログラムがベースとなっており、様々な教育や体験プログラムを通して、健康(自然治癒力)、人間性、創造性の回復を図ります。
青少年の脳は、無限の可能性を抱いています。その脳に確信を持たせるのは、経験という情報です。しかし、子供たちは、学校で入試の準備をするだけで、自分の夢のために必要な経験をする余裕がありません。子供たちが社会の中で経験情報を積み、本当に楽しく幸せに没頭できることが何なのか、探せるように待ってあげる必要があります。その機会を提供するのが、ベンジャミン人間性英才学校です。
ベンジャミン人間性英才学校は、日本に先駆けて韓国でスタートしました。さらに、2016年10月にはアメリカにも設立されました。2017年には中国にもオープンする予定です。