日本ベンジャミン人間性英才学校は3月19日、「新しい世界!新しい教育!Design Your Dream 公開メンター講義」をオンラインで行いました。全国から167人が参加しました。講師は、BTSの母校として注目を集めるグローバルサイバー大学(韓国)のジャン・サイ教授。日本ベンジャミン人間性英才学校のメンターの一人でもあります。
BTSの母校
同大学は、世界トップクラスの音楽グループ「BTS」のメンバー7人のうち6人が卒業した大学として有名です。脳教育学科の学科長として、BTSのメンバーにも必須科目を指導したジャン・サイ教授は今回、『次世代のBTSをつくる大学~脳教育の可能性~』をテーマに講義。BTSの成長に影響を与えたといわれる脳教育の魅力を語りました。
「内的力量」を重視
ジャン・サイ教授は、BTSのメンバーがグローバルサイバー大学を選んだ理由について、グループ及び所属事務所が「内的力量」を重視していることと挙げました。内的力量とは「人間性」であり、その中には協同心、根気、自律心などが含まれます。その内的力量を開発し、育成するのが脳教育の役割だとのことです。
「没入」すべき青少年期
脳教育によって数々の「英才」が育つのを目の当たりにしてきたジャン・サイ教授は「脳の前頭葉が発達する思春期は、100階建てビルの最上階の工事をする段階。人生においてとても大事な時期だ」と指摘しました。
そのうえで「思春期は何かに『没入』することが大切。没入するためには、自分は何が好きなのか、何ができるのか、そして自分の価値はどこにあるのか分からなければならない」と説きました。
例えば同じゲームに熱中していても、自分の価値を知っている人は「没入」を続けてプロのゲーマーへと成長することができる。しかし、自分を見失っている人は、単にゲームがやめられない「中毒」に陥るといいます。
自然知能を開発する
「自分の価値」を発見するうえで役に立つのが脳教育です。ジャン・サイ教授は、脳教育を学ぶことで「人間の脳があればどんなことも可能だ」という大原則を認識できる、と説明しました。
また、ジャン・サイ教授は「人工知能の時代が加速すればするほど、人工知能に従属されている人と、人工知能を活用する人に分かれるようになる」と指摘。人工知能にはない、人間特有の力量(自然知能)を、青少年期にこそ開発しなければならない、とアドバイスしました。
卒業生の近況報告
講義の後は、日本ベンジャミン人間性英才学校の卒業生で、グローバルサイバー大学に在籍中の木庭大晴さんによるトークタイム。木庭さんは、同大学で脳教育を学びながら身につけたという韓国語でジャン・サイ教授と流暢に対話をしながら、自らの近況報告を行いました。
「日本ベンジャミン人間性英才学校に入学したことで、自分の夢を見つけることができた」という木庭さん。「日韓の生徒で交流しながら成長できた」とベンジャミン学校時代を振り返りました。
ベンジャミン学校での学習や経験から「今の時代には脳教育が必要だ」と痛感。グローバルサイバー大学の脳教育学科へと進学し、今は脳についての専門的な勉強に励んでいると言います。
生徒たちの発表
この後、ベンジャミン学校の現役の生徒たちが、学習の成果を発表。「人前で話すのが苦手でなくなった」「物事を客観的にとらえられるようになった」などの成長ストーリーを語りました。
[写真提供=日本ベンジャミン人間性英才学校]