ポートランドの豊かな食文化を象徴するひとつが日本の屋台のようなフードカート。昼時にはビジネスマンや観光客が列をなすほどの人気だが、その後に残るのは使い捨て容器のゴミの山。
そこで登場したのが環境に優しいプラスチック容器のゴー・ボックスだ。エココンシャスなポートランド市民には、フードカートは好きだが、ゴミになるだけの容器には抵抗がある、という人も少なくない。
そんな彼らは使用料を払ってでも、使い回せる容器を率先して選択するのだ。使い方はアプリから登録し、利用店舗を選別するコードを入れて注文確定。すると商品は専用容器に入れて手渡される。
使用済み容器は街中にあるボックスに返却するだけなので自分で洗う必要はない。
容器の回収、配布は全て自転車で行われ、徹底的にエコ。洗浄はホームレスの人々の雇用トレーニングにもなっている。
環境問題と社会活動を相関させたこの成功例は、いまや世界中から問い合わせがあるほど注目されている。
元記事はこちら