環境省は30日、2017年度の温室効果ガスの排出量(速報値)は12億9400万トン(二酸化炭素〈CO2〉換算)で、前年度比1・0%減だったと発表した。太陽光など再生可能エネルギーの導入が広がり、排出は4年連続で減少となった。
環境省によると、太陽光の発電量が前年度から2割増えるなど再生エネが拡大。これに加え、関西電力の高浜原発、大飯原発(ともに福井県)の再稼働で原発の発電量が8割増え、CO2を多く排出する火力発電所の発電量が減った。その結果、排出全体の9割以上を占めるCO2は前年度から1・3%減の11億9100万トンだった。