コンピューターをはるかにしのぐ計算能力を発揮すると期待されている「量子コンピューター」の最新の研究成果について話し合う国際会議が、グーグルやNASA=アメリカ航空宇宙局など世界トップレベルの研究者が参加して、26日から東京で開かれています。人工知能や画期的な新薬の開発など私たちの生活にどのように影響していくのか注目されます。
会議に参加したグーグル量子人工知能研究所のハルトムト・ネーヴェン博士は「量子コンピューターを使うことで人工知能は劇的に改善することができる。将来的には量子コンピューターなしに人工知能は存在しないだろう」と話していました。
また、国際会議の主催者で現在実用化されている量子コンピューターの基本原理「量子アニーリング」の概念を提唱した東京工業大学の西森秀稔教授は「この分野が基礎研究から応用に広がりつつあることを感じる。自分の提唱したときには純粋な基礎研究だったが、20年をへてここまで広がったのは驚きだ」と話していました。
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