セブン‐イレブン・ジャパンは8月6日、高知県内のセブン‐イレブン41店舗(2019年7月末現在)において、100%植物由来のバイオポリマー「PHBH」を使用したストローを試験導入する。
「PHBH」は、カネカの100%植物由来のバイオポリマー。植物油などのバイオマスを原料とし、微生物発酵プロセスによって生産される。自然界に存在する多くの微生物により分解され、最終的には炭酸ガスと水になるという。
海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARIN」を取得しており、「PHBH」をセブンカフェ用のストローの素材として採用することで、環境負荷を削減する。
高知県内では既に環境配慮への取り組みとして、アイスコーヒーに使用するフタを飲み口の付いた仕様に変更することで、プラスチック製ストローの配布量低減を図る試験を2019年1月から行っていた。
当初はストローを希望した場合、紙製のものを提供していたが、今回の実験で、バイオポリマー製ストローに切り替える。
プラスチックごみ削減について、同社は7月、おにぎり全種の包材を環境配慮素材のボタニカルフィルムに変更した。
6月には大阪で、植物由来の素材を30%配合したスプーン・フォーク「バイオマスプラスチック配合カトラリー」を試験導入。今後、「PHBHR」を使用したストロー、バイオマスプラスチック配合カトラリーの全国展開の予定は未定としている。