“252人と6万5692人”――これが何を意味するかわかるだろうか。1966年と2016年の100歳以上の高齢者人口だ。平均寿命は毎年更新され、今年3月の発表では男性は80.75歳、女性は86.99歳。国連の推計によれば2050年には100歳以上の人口が100万人を越えるとされている。
このような現実を背景に、一冊の本が注目を浴びている。イギリス人のビジネス理論家、リンダ・グラットン氏が著した『LIFE SHIFT』(東洋経済、2016年)だ。
長寿化する時代をどのように生き抜くべきか、本の内容を紹介しながら、自分の今後の人生について考えてみてほしい。
この本は、年代別のロールモデルを提示しながら、どのようにすれば、“長寿化の恩恵”を最大限に享受できるかを描いている。ザックリと概略をまとめると以下のとおりだ。
「2007年生まれの半数の平均寿命が107歳に達する“長寿化時代”。これまで一般的に考えられてきた、“10〜20代前半は教育を受け、60歳過ぎまで働き、引退して余生を過ごす”という3ステージの人生モデルは崩壊。仕事の期間の長期化により、ステージの移行を多く経験するマルチステージになり、働き方のほか、健康・スキル等の“無形資産”に積極的に目を向けなければいけない。そして、それに応える教育・企業・政府による取り組みと改革が必要となる」
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