[教育] 夢の実現へ、大きく動き出した~日本ベンジャミン人間性英才学校1期生木庭大晴くん

木庭大晴(こば・たいせい)くんは、日本ベンジャミン人間性英才学校に入学するまでは物静かなタイプで人前に出るのが苦手だったといいます。また、勉強が嫌いで、集中してコツコツできないという悩みがありました。大人になってから何をやりたいのか、という将来の夢や目標も定まっていなかったそうです。

そんな自分を変えるきっかけを求めて入学したベンジャミン学校。ここで、大晴くんは大きく変わり、成長します。様々なプロジェクトを通して、積極的にチャレンジし、行動する習慣を身につけたのです。

プロジェクトの一つが、日本と韓国のベンジャミン学校の生徒たちによる徒歩横断プロジェクトです。20日間、日本と韓国の友人と一緒に暑い日差しを浴びながら歩き、雨が降ればカッパを着て歩き、毎日朝から晩まで歩きながら多くの友人たちと交流する。そんな経験を通して、大晴くんはどんどん活発になっていきました。

日本で歩いた時には真っ先に韓国の友人に道案内をするなど、リーダーシップを発揮。「言語という壁がありましたが、ジェスチャーや簡単な英語などを用いてコミュニケーションをとり、何かひとつの壁を越えたような気がします」と振り返ります。また、「歩く速さは人それぞれ違うので、ペース配分や休憩の間合いなど、いろいろ考慮しなければならず、周りを見る力もつきました」と言います。

また、「地球市民青少年リーダーシップキャンプ」では、日本代表として徒歩プロジェクトの成果を発表しました。

こうした活動を進めるうちに、大晴くんは明確な夢(ビジョン)を持つようになります。それは、脳教育や外国語を教える先生になることです。この夢を実現すべく、高卒認定試験への挑戦を決意します。

大晴くんは、ベンジャミン学校への入学にあたって完全自由学年制(高校を休学して本校に入学すること)を選択しており、これまで高校にはほとんど通っていません。しかし、ベンジャミン学校のメンター先生のサポートを受けながら自力で猛勉強。準備を始めてからわずか半年で8科目すべてに合格します。弱冠17歳での難問突破となりました。

試験勉強ではベンジャミン学校で身につけた集中力が生きたといいます。腕立て伏せから逆立ちで歩くまでの過程を12段階で構成した「ベンジャミン12段」と呼ばれるトレーニングによって、体力はもちろん、自分に対する誠実さや責任、忍耐を養いました。

大晴くんは「ベンジャミン学校に入学してから、性格が明るく活発になりました。これからも自分のことだけ考える人間ではなく、相手の気持ちを察することができる、人の役に立つ人間になりたい」と話しています。