AI時代に求められる「人間性」と「共生知能」を育む学びの成果を発表
4月19日、日本ベンジャミン人間性英才学校の第10期卒業式および第11期入学式が、オンラインで開催されました。
当日は、各地域の学習館に卒業生・新入生と保護者が集まり、学習館長、担任講師などが参加。オンラインを通じて全国をつなぎ、卒業生の新たな旅立ちと新入生の挑戦の始まりを祝いました。
日本ベンジャミン人間性英才学校は、教室の机に向かって学ぶだけではなく、社会のさまざまな場で人や世界と出会い、生徒自らが経験し、挑戦と達成感、責任感を育んでいく新しい教育スタイルを特徴としています。
AIが急速に発展し、社会の不確実性が高まる今、知識だけではなく、AIにはない「人間らしい力」を育てる教育がますます重要になっています。同校では、自然や地球、他者に共感し、ともに幸せになることを願い実践する「共生知能」を育む学びが行われています。
式典は、10期生の1年間を振り返る映像からスタートしました。伊勢志摩でのワークショップ、日韓合同の地球市民キャンプ、地域の放課後児童クラブでのボランティア活動、体力・心力・脳力を鍛える「ベンジャミンHSP12段」への挑戦など、1年間の多彩な活動が紹介されました。
品川玲子校長は挨拶の中で、AI時代において最も大切なものは「人間性」であると語り、生徒たちの成長はすべて人間性の向上につながっていると述べました。また、本当の自分に出会う喜びである「我理朗(アリラン)」を通じて、共生の世界をつくっていくことの大切さを伝えました。
続いて、同校の提唱者である一指 李承憲 ハン文化学院理事長からメッセージが寄せられました。李承憲理事長は、卒業生に対して、勇気を出して自分の価値を見つけたことを称え、「地球経営」という大きな夢に向かって、自分だけの道を堂々と切り開いてほしいと激励しました。新入生には、人生の主人公になるための最高の選択をしたと歓迎し、先輩たちを道しるべに、思いきり挑戦する1年にしてほしいとメッセージを送りました。
韓国ベンジャミン人間性英才学校のキム・ナオク校長からも映像メッセージが届きました。キム校長は、毎年行われている日韓ベンジャミンワークショップや地球市民プロジェクトを通じて、日本と韓国の生徒たちがグローバル人材として共に成長していることを紹介。今年も活発な交流への期待を語りました。
来賓からは、学校法人大谷学園理事長で元衆議院議員の左藤章氏、元防衛・外務副大臣の中山泰秀氏より動画で祝辞が寄せられました。左藤氏は、仲間と協力しながらさまざまなプロジェクトに取り組んだ経験は、これからの人生を支える「かけがえのない財産」になると卒業生を激励。中山氏は、「目に見えないものを信じる心」、すなわち誠実さの大切さを語り、自信と魅力ある人間へ成長してほしいとエールを送りました。
その他にも、地域、教育、研究などさまざまな分野から祝電・お祝いメッセージが寄せられました。メッセージを寄せたのは、中嶋年規氏(三重県議会議員)、山本教和氏(三重県議会議員)、橋爪政吉氏(志摩市長)、舟戸宏一氏(志摩市教育委員会 教育長)、久野美和子氏(電気通信大学 脳・医工学研究センター 客員教授)、瀬藤乃理子氏(兵庫県こころのケアセンター 上席研究主幹)です。多くの方々からの温かい祝福が、生徒たちの新たな門出に花を添えました。
卒業証書授与では、卒業生一人ひとりに証書が手渡されました。中でも、ノルウェーから留学し、帰国後もオンラインで学び続けたソフィアさんが、ワーキングホリデーを利用して来日し、2年越しに卒業証書を受け取る場面は、会場に大きな感動を呼びました。国境を越えて学び続ける姿は、同校が大切にする「地球市民」としての学びを象徴するものとなりました。
卒業生代表として発表した黄智宏さんは、ベンジャミン学校での経験を通じて、感情のコントロールができるようになったこと、失敗を恐れず挑戦する心が芽生えたことを語りました。以前は嫌なことを自分の中にため込み、突然爆発してしまうこともあったそうですが、今では物事を別の角度から見て、イライラする気持ちをやる気に変えられるようになったといいます。また、失敗を恐れて挑戦を避けていた自分から、挑戦そのものを楽しめる自分へと変化したことを発表しました。
さらに黄さんは、今後の目標として「周りの人を引っ張っていけるリーダーシップを伸ばしたい」と語りました。最近では学校の学級委員にも立候補し、結果は落選だったものの、学級委員を支えながら周囲を引っ張っていきたいと力強い決意を示しました。
保護者代表として挨拶した吉田洋香さんは、娘さんが同校での学びを通じて、受け身の姿勢から主体的に考え行動する姿へと変化していったことを語りました。韓国でのワークショップをきっかけに、「できない」という思い込みが「できる」という自信に変わり、韓国語への関心から、将来は通訳に携わりたいという夢を持つまでになったといいます。吉田さんは、「自分で考え、自分で進む力があれば、どんな未来も切り開いていける」と卒業生・新入生に温かいエールを送りました。
式典の後半では、卒業生と新入生による板割りパフォーマンスが行われました。卒業生は成長の証として、新入生は未来への決意として、「挑戦」「諦めない心」など、それぞれの目標や思いを書いた板に向き合いました。板割りの前には「我理朗(アリラン)気功ダンス」を行い、呼吸と意識を整え、自分の内側の力を引き出しました。力任せではなく、自分自身と向き合い、決意を形にするパフォーマンスに、会場から大きな拍手が送られました。
その後、品川校長による新入生の入学許可宣言が行われ、新入生代表が「地球経営宣言文」を朗読。地球と人類の未来を考え、自らの成長を通して社会に貢献していく決意を力強く宣誓しました。
最後は、オンライン参加者を含めた全員で記念撮影を行い、「ベンジャミン・ファイティン!」の掛け声とともに式は閉幕しました。
卒業生たちは、1年間の挑戦を通して得た自信と成長を胸に、新たなステージへと歩み出しました。そして新入生たちは、先輩たちの姿を受け継ぎながら、自分自身と出会い、社会とつながり、地球市民として成長する1年をスタートさせました。





