やんばると奄美での野外活動を通し、
小中学生が自然について学ぶ「沖縄こども環境調査隊」
(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)のシンポジウムが
1日、那覇市のタイムスホールであった。隊員たちは、
ごみや外来種など共通する課題を報告。
未来に自然を伝えるために「他者の命を尊重し、できることを積み重ねていく」と宣言した。
ノネコやマングースなどの外来種について取り上げた
高良克明君(12)=小禄小6年=は
「元は人間がペットや駆除の役割を期待して持ち込んだもの。
生き物を扱う時は十分に調べて、命を大事にしないといけないと思った」と振り返った。
港川小6年の稲福陽羽さん(11)は、
海の漂着ごみに触れ「ごみを捨てないだけでなく、
ごみになるものをできるだけ使わないようにしたい」と力強く語った。
基調講演では沖縄大学の盛口満教授が登壇。
「失われてしまった自然は戻らない。残っている自然をどう守っていくか、
固有性や多様性を知ることから始めよう」と呼び掛けた。
シンポジウムでは、共に活動した奄美こども環境調査隊隊員も報告した。
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