4月21日、世界の平和を祈念する世界市民大会が韓国の天安ハンミンゾク歴史文化公園で行われ、1万2,000名が参加しました。「地球市民」は、国、宗教、理念を超えて人類愛・地球愛に人生の価値を見出す人です。
風流道(サムルノリ)による太鼓演奏で地球市民大会は開幕し、丹無道(韓国の伝統気功)の師範による天符神功という気功の模範が参加者の注目を集めました。続いて、一指李承憲グローバルサイバー大学学長の提案により始まった、地球市民ムーブメントの40年の奇跡を振り返りながら地球市民ムーブメントの意義、歴史、必要性を共感しました。
地球市民ムーブメントを提案した一指李承憲グローバルサイバー大学学長は動画メッセージで「人間は、政治、経済、芸術、教育、あらゆる文明を誕生させましたが、物質文明の中で人類と地球は深い病にあえいでいます。人類が直面している状況をよく見て、私たちは誰か、どこへ行くのかを探し、失われた人間の価値を回復して、病みゆく地球を生かすために、私たちみなが行動しなければなりません。このムーブメントに参加する人、21世紀の弘益人間。このような人が世界で1億人誕生すれば人類の運命、地球の運命が変わります」と伝えました。
参加者たちは、私と社会と人類を生かす地球市民として地球平和のために地球市民ムーブメントを積極的に展開し、世界の人々みなが地球市民になるようにと約束しました。そして、危機に瀕した地球を救うという意味で、3つの地球をみなで転がし、舞台まで運ぶパフォーマンスを行いました。
関係者は、「人類と地球は現在、環境汚染、戦争、貧富の差、飢餓問題、さらには宗教や思想の葛藤で苦しんでいます。地球で唯一の分断国である韓国は、世界の葛藤状況が集約されたシンボルでもあります。韓国で地球市民ムーブメントが始まった理由がここにあります。広く人のためになるという弘益の建国理念と精神文化をもつ韓国において、私と社会と人類を生かす地球市民ムーブメントは新たな機会になると思います。今回の地球市民大会は精神文明時代の幕開けになると思います」と述べました。
京畿道から参加したパク・ソンヒョン(20)さんは、「地球市民を育成するという大きな志を持つ人々が集うのを見て格別な気分だった」とし、「この場にいることが光栄であり、今回の機会を通じて、1億人の地球市民育成に貢献すると改めて決意を固めた」と感想を述べました。
京畿道から参加したイ・ナヨンさんは「今大会の趣旨でもある平和が実現するよう祈りました。大会の途中、北朝鮮が核凍結を宣言したというニュースを聞いて思わず歓声が上がりました。私たちの願いが叶うという確信が生じ、地球市民ムーブメントに多くの人が参加するよう促す」とし、地球市民ムーブメントを「自分を愛し、隣人を愛し、地球を愛する人がみんな一緒にできるムーブメント」と紹介しました。
仁川から参加したジャン・ファンソク(27)さんは、「地球のために力を合わせて行動しているのが本当に感動的でした。志を共にする人々がこんなにたくさんいるということに感激です」とし、「私の能力をもっと育てて、より多くの地球市民を育成し、広く世界に役立とうと決意するきっかけになりました」と述べました。
自分は地球市民だと断言したイ・ユンジョンさん(ソウル江南)は「地球市民として地球平和を願う思いでこの大会に参加した」と述べ、キム・ソクベ(47)さんは、「この場にいるだけで幸せです。私の行動が人類平和に寄与することができれば嬉しいし、ワクワクする」と語りました。
参加者たちは、地球市民活動と地球環境のストーリー写真展を観覧したり、地球の平和祈願メッセージを書いてフォトゾーンで地球市民認証ショットをしながら、地球市民として、さまざまな体験をしました。