[社会・文化]社会に向ける若い目 高校生の弁論大会

鹿児島県内の高校生による弁論大会が鹿児島市で開かれ、社会問題や普段の生活で感じたことを発表しました。

弁論大会は、県高等学校文化連盟が去年から開いているもので、県内の10の学校から13人が参加しました。演題は自由で、6分以上7分以内の制限時間内に、環境問題や性差別など世界的なテーマや、高校生が普段の生活の中で気付いたことを発表しました。

パキスタン出身の両親の元に、日本で生まれた鹿児島純心女子高校3年の安和留イザさんは、イスラム教徒で、普段スカーフを巻いて生活しています。学校では、みんなが安和留さんの宗教やスカーフ姿を尊重しています。

(鹿児島純心女子高校3年 安和留イザさん)「私は高校に入学してから一度も辛い思いをしていません。そのおかげで、今はイスラム教徒であることは私の誇りになりました。人や国の不平等をなくすために必要なことは、お金でも武器でもありません。スカーフなかに隠れた真実を見つめようとする心なのです」

上位入賞者4人は、12月に県内で行われる九州大会に出場します。

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