[教育]オンラインで英語教育、その意外な効果

恵まれたICT(情報通信技術)環境を生かして教員が全員、

電子黒板機能付きのプロジェクターを使って授業を行っている、さいたま市立大宮北高校。

2014年度に設置された理数科(各学年1学級)の生徒には15年度から1人1台、

キーボード一体のハイブリッド型タブレットを無償貸与しています。

16年度からは文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、

普通科(各学年7学級)の生徒も対象にした理数教育や、

ICTをフル活用したアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び、AL)、

グローバル時代を見据えた人材育成にも力を入れています。

17年度入学生からは普通科の生徒にも全員、個人負担ながら7インチのタブレットを持たせています。

それを機に、ベネッセが中学・高校の教育現場向けに特別に開発した

オンラインの英語スピーキング対策講座

「Online Speaking Training(オンライン・スピーキング・トレーニング、OST)」を導入しました。

普段の英語の授業ではクラスメートの中で恥ずかしがって話せなかった生徒も、

日本の中高生向けに研修を積んだ外国人講師から、

画面越しでもマンツーマンのスピーキング指導を受けると、2回目ともなれば

会話を楽しめるようになってくるといいます。

その成果は、さっそく今夏に行われたオーストラリア研修で発揮されました。

現地の生徒と共に構成したグループを仮想の国と見立て、

国際関係を議論したのですが、英語力が不十分で、早口の豪州英語に難渋しながらも、

彼らに勝る科学的知識も発揮しながら堂々と渡り合って、引率する先生を驚かせたといいます。

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