日本ベンジャミン人間性英才学校(校長・品川玲子、以下ベンジャミン学校)の2期生の卒業式と3期生の入学式が4月8日、三重県志摩市の地球市民研修センターで同時に開催されました。卒業生、新入生、保護者、メンター、ベンジャミン学校を応援する人々など、約120名が出席しました。
1年課程を修了した卒業生たちは、成長をうかがわせる自信に満ちた表情で式に臨み、思い出と希望を胸に保護者やメンターに見送られて門出を迎えました。一方、新入生たちは、希望を胸に新たなチャレンジへ一歩を踏み出しました。
卒業式・入学式は生徒のパフォーマンスで始まり、続いて校長が式辞を述べました。品川玲子校長は「ベンジャミン学校は、自らの夢を見つけ、自己価値を創造しながら、言語や国家の壁を超えて地球に中心を置き、弘益の心で活動していく未来の人材を育む地球市民リーダー養成学校です。みなさんは日本だけでなく地球を舞台に歩んでいくと思います。そして、自然と人と地球を愛するグローバルリーダーとしての意識成長をしていくことでしょう。みなさん一人ひとりがどれほどかけがえのない大切な存在かを感じて気づき、それを表現していってほしいと思います」と挨拶しました。
来賓を代表して中嶋年規三重県議員が挨拶。「生徒たちのパフォーマンスがパワフルで素晴らしく感動しました。ここの生徒を見ていると自分もパワーをもらえます。この子たちの可能性をこれだけ大きく引き出すベンジャミン学校の教育について、多くの人に知っていただけるように我々も努力していきたい」と述べました。また、生徒たちにアメリカ大統領ジョン・F・ケネディの「物を失うのは小さな損失、信用を失うのは大きな損失、勇気をなくせばすべてを失う」という言葉を紹介し、「みなさんは常に勇気を持って、新しい自分の可能性を広げていっていただきたいと思います。勇気と元気は使えば使うほど増えます。これからの人生、その勇気と元気を持って、この学校での新しい学びを実践していただきたい」と祝辞を述べました。
また、メンターを代表して白波瀬章エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト代表取締役が「これからの世の中は私たちが生きてきた時代とはまったく違うものになると、本当に実感しています。そういう中で自分の可能性を信じて、ベンジャミン学校での1年が自分の成長と完成のために、また地球のために何ができるか、考える時間になればと思います。それをこの若さでできるというのは素晴らしいことですし、メンター一同が支えて、少しでも貢献できればと思っています」と述べ、卒業生たちにエールを送りました。
卒業証書の授与では、生徒の代表者が「ベンジャミン12段」と呼ばれる逆立ち歩きで校長のところまで行き、証書を受け取りました。
続いて、卒業生を代表して真坂海生君と磯貝久里子さんが自らの成長ストーリーを発表し、保護者を代表して川井海來さんの母・川井美佳さんが挨拶の言葉を述べました。
ベンジャミン学校は、中学卒業後や高校在学中の若者に社会参加型の教育を行う民間学校です。社会経験を積みながら自らの進路を決め、準備する「ギャップイヤー」の考えを取り入れています。在学期間は1年。入学後は、自ら企画・実行するプロジェクトや国際交流を通して、自立心や社会性を育んでいきます。また、ボランティアなどの社会参加活動プログラムによって公共性の意識を高め、地球市民として地域社会や世界に貢献する精神を醸成していきます。
教育内容は、創造力を育てる脳教育がベースになっており、ブレイン体操や呼吸瞑想など体と脳に働きかける学習プログラムが採用されています。「集中力」「忍耐力」「創造力」「責任感」「包容力」という5つの徳目を重視し、正しい人間性で価値を実現する「人間性英才」の育成を図っています。また、韓国やアメリカにもベンジャミン学校があり、これらの海外校とも密に連携しながら、生徒たちの自発的なプロジェクトをバックアップします。