[教育] 創造力と人間性を育成するオルタナティブスクール~日本ベンジャミン人間性英才学校1期生卒業式及び2期生入学式

日本ベンジャミン人間性英才学校(校長 品川玲子、以下ベンジャミン学校)1期生卒業式と2期生入学式が4月2日、三重県志摩市の地球市民研修センターにて行われました。ベンジャミン学校とベンジャミンギャップイヤー、ベンジャミンジュニアの卒業生と新入生、保護者、メンター、そしてベンジャミン学校を応援する人々など、約160名が出席しました。実践型教育のオルタナティブスクールとして2016年に開校した日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力を育てる脳教育をベースとし、生徒が自己価値を高めて夢を実現できるよう導く1年課程で運営しています。

ベンジャミン学校の品川玲子校長は「ベンジャミン学校は脳教育を通して新しい変化の時代を導く未来の人材を育てる学校として作られました。自分の価値を見出し、大きな夢を探し、地球の希望となる学校がベンジャミン学校です。これまで日本、アメリカ、韓国のベンジャミン学校の生徒たちが国際地球市民キャンプを通して言語、文化、そして国境を超えて、その設立精神である弘益精神と地球市民精神を通して一つになる感動的な体験をたくさんしてきました。今年は中国にもベンジャミン学校が設立される予定です。さらなるグローバル化が期待されます」と式辞を述べました。

来賓を代表して伊勢志摩サミット開催に大変尽力された中嶋年規三重県議会議員は「教育現場を見ながら何か現在の教育に足りないものがあるんじゃないかと思っていた時にベンジャミン学校でお話させていただく機会をいただき、1期生と接してびっくりしました。夢は何かと尋ねたらすぐに『ベンジャミン学校の先生になることです』と笑顔で答えてくれました。夢に向かって自分の思いを語れる人間を作っていく教育がここで実践されていると感じた瞬間でした。その時から私はここを応援したいと思った」とし、「自然の豊かさがいっぱいの志摩市で地球市民の皆さんが大きく成長されることをご祈念申し上げます」と祝辞を述べました。

他にも、渡辺友里夏 志摩市議会議員もお祝いに駆けつけ、左藤章 衆議院議員、山本教和 三重県議会議員、佐藤義興 熊本県阿蘇市長から祝電が届きました。

続いて、メンターを代表して久野美和子NPO法人イノベーションネットワーク理事長は「人工知能が開発、普及されている今の時代、暗記、記憶、分析、解析などはとてもロボットに敵いません。大事なのは人間力。感性、共感、夢を持ち、自分でミッションに向けて力強く創意工夫しながら皆と協力して歩む姿勢と実行力です。ベンジャミン学校はこの人間性を育てていくという学校ですので、これからの時代に必要な学校としてこれからますます発展していくこと間違いないと思います」と祝辞を述べました。

またこの日、ベンジャミン学校設立者の李承憲グローバルサイバー大学学長と韓国日本ベンジャミン人間性英才学校のキム・ナオク校長からビデオメッセージが届きました。

李承憲学長は「今の時代に本当に必要な未来の人材は、知識や技術の英才ではなく人間性英才です。人間性英才は人生の目標を人格完成に置き、自分が本当に願う夢を見つけて人生を自分でデザインしていく人です。皆のためになるアイデアがある人、まっすぐな心で、自分と社会と人類のために選択し、それを実践する人です。皆さんの将来にとって脳教育が大きな力となるでしょう。皆さんが脳教育で潜在能力を育て、自ら幸せを創造することを願っています」と励ましのメッセージを送りました。

キム・ナオク校長は「韓国の教育界とマスコミはベンジャミン学校の生徒が1年で自己価値を見出して堂々となり、『夢のない人』から『夢を与える人』に変化したのを見て、教育の奇跡だと言います。自分自身への尊重と信頼に始まり、社会と通じ、協力する能力を育てるのがベンジャミン学校です。皆さん今年1年、思い切ってやりたいことに挑戦し、たくさん経験し、たくさんの人に出会ってみてください」と祝辞を述べました。

また、社会と地球を生かす人間性英才として成長した卒業生は、全員で心を合わせて設立者のメッセージ「母なる地球に捧げる歌」を朗読しました。

そして、卒業証書授与。体力、心力、脳力を鍛えるベンジャミン学校では、ベンジャミン12段(逆立ち歩き)で校長のところまで行き、卒業証書を受け取ります。卒業生を代表して木庭大晴君、真坂海生君、吉村相生君の3名がベンジャミン12段を披露しました。

続いて、卒業生を代表してベンジャミン学校の木庭大晴君、ベンジャミンギャップイヤーの吉村卓真さん、ベンジャミンジュニアの久江翔太君が成長ストーリーと感謝のメッセージを述べ、保護者を代表して高木けいこさんが挨拶の言葉を述べました。

他にも卒業生によるパフォーマンス、1期生と2期生の合同ダンスパフォーマンス、2期生の自己紹介映像があり、最後に新入生代表が自分と社会と人類、そして地球に役立つ地球経営者としての決意を表明する「地球経営宣言文」を朗読しました。

夢と可能性を見つけるオルタナティブスクールとして教育に新たな風を起こしているベンジャミン学校は、北海道、東京、名古屋、大阪、九州、沖縄など全国14か所の学習館で運営され、大学教授、議員、声優、建築家、CEO、芸術家など約150人のメンターが生徒たちにプロジェクトの指導、職業体験や夢についてのアドバイスを提供しています。

ベンジャミン学校は、ブレインワークショップ(メンター特別講義、ベンジャミンリーダーシップ教育、地球市民教育など)、ベンジャミンプロジェクト(世界に役立つ独自のテーマを決めてメンターのサポートを受けながら1年間生徒が自ら進行していくプロジェクト)、メンタリング(様々な分野のメンターから個別にアドバイスをもらう)などのプログラムで、自己啓発、自己省察、進路体験活動などをしながら、自分で人生を作っていける力を養います。