[地球・環境]食べ残しなくす “宴会5箇条” 食品ロス減らそう!

師走に入り忘年会シーズンが本格化する中、食べ残しの食品が捨てられる「食品ロス」を減らそうと、福井県の職員らが、宴会の際に料理を食べきるための「宴会5箇条」の実行を呼びかけました。

この取り組みは忘年会や新年会で廃棄される食品を減らそうと福井県が行っているもので、3日朝、JR福井駅前で職員が通勤客などに啓発用のチラシを配りました。

チラシには料理を残さず食べきるための「宴会5箇条」が書かれていて、
▽注文する量を適量にすることや、
▽きちんと食べきるよう幹事が呼びかけをすること、
▽宴会の開始30分間と終了前の10分間は席を立たずに食べることに専念する「食べきりタイム」を設けること、などを呼びかけています。

職員たちは「残さずに食べきりましょう」などと声をかけながら駅の利用者にチラシを手渡していました。

国の調査では食べ残しや売れ残りなどによる国内の「食品ロス」の量は、平成25年度の推計で年間632万トンにのぼり、飢餓に苦しむ人々への世界の食糧援助量の2倍近くに達しているということです。

福井県循環社会推進課の吉川英二課長は「福井のおいしい食材を最後まで食べきってもらい楽しい宴会にしてもらいたいです」と話していました。

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