[地球・環境] 新断層面を地域シンボルに 静岡・清水区の糸静線

静岡市清水区の興津川支流域でこのほど発見された日本列島の巨大断層「糸魚川―静岡構造線」(糸静線)の新断層面を、地域の自然資源として守りつつ、まちおこしに活用しようとする動きが起きている。学術的な価値を学び、教育、観光交流に生かせないかと、地元の取り組みが始まった。
発見現場最寄りの両河内生涯学習交流館が7月25日に開いた見学会には、6月15日の静岡新聞で発見が報道された断層を一目見ようと大勢の住民が集まった。
友人2人と参加した清水両河内中1年の清水愛絵さん(12)は「何千万年前もの地層を自分の目で見たかった。地元の新しい自慢」と目を輝かす。近くで農業を営む鈴木照美さん(58)は「日本列島誕生を感じさせる場に立ち、深く感動した。自然環境を守りながら、地域のシンボルとしてPRできれば」と期待を寄せた。
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