「気持ち」を解析する技術を進化させ、
独自性を発揮しようとする自動車メーカーもあります。
広島県に本社があるマツダが目指すのは
安全性を高めながら「わくわく」感じられる車の開発です。
4年前から、広島大学などと研究チームを作り、
脳科学に基づいて「わくわく」する脳の働きを解明してきました。
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実験では、被験者に低い音を聞かせたあと心地よい写真を見せ、
高い音を聞かせた後にやや不快な写真を見せました。
2つの音を繰り返し聞かせ写真が出るまでに起きる脳活動の変化を調べました。
すると、低い音を聞き、心地よい写真を予測した時のほうが
イメージなどをつかさどる部分が広く反応し、
「わくわく感」につながっていることがわかりました。
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研究チームのリーダーでマツダ技術研究所の農沢隆秀さんは
「ドライバーがポジティブな心理状態で楽しい運転を
イメージできるような車を開発をしていきたい」と意欲を語ります。
将来はドライバーの表情やハンドルを握る手の脈拍などから、
車側が乗る人のさまざまな気持ちを推測して、
心が整っていない時は休憩を勧めたり、
自動運転に切り替えたりするといった機能を備え付けたいと考えています。
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