[社会・文化]シニアが輝くようになる「プラチナ社会」は実現できるか

豊かで快適な「プラチナ社会」をめざすプラチナ構想ネットワーク主催のシンポジウムが2018年 2月20日、東京の都市センターホテルで開かれた。

東京大学の小宮山宏・元総長を理事長に、大学研究者や自治体首長、有力企業代表らが2010年に作った任意団体で、自然エネルギーを活用、老若男女が参加でき、文化・芸術を楽しめる、理想的なプラチナ社会実現への活動をしている。今年の一般向けシンポジウムのテーマは「多世代インクルージョンが日本を元気にする」だった。

インクルージョンとは多様な人達が協力しあうことらしい。まず、小宮山理事長が「高齢化で働き手激減が危機とされているのはウソ。生産年齢を15~64歳から20~74歳に変えれば解決する。労働は力仕事から知価社会・ICTに変わっているから」と、刺激的な挨拶の後、講演で各地での実践が紹介された。

たとえば、冷蔵機メーカーから発展した前川製作所(東京都江東区)は「定年のない会社」として知られている。川村邦明専務によると、60歳が定年で退職金も出るが、希望すればその後も働ける。2248人の社員のうち60歳以上は 206人で最高齢は78歳。会社は情報の共有を徹底、シニアの経験を尊重している。

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