[社会・文化] これまでの長寿論と一線を画す『人生120年の選択』~一指李承憲氏の新刊発売

脳教育という新しい自己啓発法・健康法を開発し、世界中の実践者にプログラムを提供し続けている一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏。

その李承憲氏が、かつて類をみない長寿社会の到来に向けて、これまでの長寿論と一線を画す新しい老年期のあり方を提唱しています。人生のどの地点にいても健康で幸せで充実した「完全な人生」を達成し、老年期を「偉大で美しい旅」にするための哲学と方法論です。

新著『人生120年の選択』で、李承憲氏は「人生の後半期をよく生きるために最も大事なことは、残りの人生に意味をもたせる『目的』を見つけることだ」と指摘しています。目的を持つことで「人生のすべての瞬間をいきいきとさせるスピリット」が生まれるといいます。

自身が60代後半に差し掛かった李承憲氏は、本著で自ら120歳まで生きることを決意した、と明らかにしています。そのきっかけは、ニュージーランドの小さな街でのプロジェクト。47万坪の美しい森で、数百人の人たちが数カ月間、自然と交わりながら学習できる場所をつくるという壮大な事業です。この事業を成し遂げるという「目的」のために、120歳まで生きるという道を「選択」したのです。

そして、同じように一人でも多くの人が「『人生120年』の可能性を真剣に受け止め、120歳まで生きる目的を見つけるためのインスピレーションが得られるように」と、本著を書きました。「人生の後半期は決して衰退や後退の時期ではなく、驚くほど希望に満ち、充実した黄金期になり得る」とし、そのための心のあり方や健康法などを紹介しています。

本著によれば、老後の生き方は、あなた自身だけの問題ではありません。「あなたが老年期にどんな価値を追求し、どんなライフスタイルを選択するのかによって、新しい文化の創造に貢献できる」といいます。

「120年の人生が単に私たち個々人の長寿プロジェクトではなく、人類全体の進歩のためのグローバルプロジェクトになるべきだ」と李承憲氏。

世界的ベストセラー『四つの約束』の著者として知られるドン・ミゲル・ルイス氏は『人生120年の選択』について、「心が満たされ、活力があり、意味ある人生を願う、すべての年代のためのインスピレーションと情報が詰まった素晴らしい指南書」と称賛しています。

本書は、すでに韓国語版と英語版が出版されており、韓国語版は「2017教保文庫健康ベストセラー」に選ばれ、2018年に入ってからも現在まで9週連続で健康分野の週間総合ランキング1位を記録しています。英語版はアメリカのアマゾン・キンドル、エイジング部門で1位になりました。