看護師、弁護士、医師が語る『魂の終活』──刊行記念ライブの特別映像4本

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)の新刊『魂の終活』(11月8日発売)の英語版『The Tao of Dying Well』は、2026年10月にアメリカで刊行されました。10月20日の刊行記念ライブでは、看護や法律、医療の仕事で人生の終わりの場面に関わってきた4人が、この本を読んで変わったことを話しています。

4人の映像は、今日11月7日(土)から毎日18時に1本ずつ、YouTube「一指のILCHI TV」で日本語字幕付きで公開します。ここでは、それぞれの話をご紹介します。

元看護師 アネット・ハメルさん

(映像は11月7日(土)18時公開)

25歳のとき、飲んでいた薬の副作用で2度心停止し、集中治療室で目を覚ましたのは2日後でした。家族も医師も運がよかったと言いましたが、ハメルさんが感じていたのは体の痛みだけだったといいます。そのとき、25歳でも、45歳でも、85歳でも、誰にも明日は約束されていない、あるのは今日だけだと気づきました。

その後、娘を産んでまもなく子宮がんに、4年後には甲状腺がんになりました。看護師として治療はしても、自分のことは後回しにして、まわりに与え続けていた。娘をひとりにしてしまうのかと、本当に怖くなったと話します。

この本を読んで、自分の人生がはっきり見えたとハメルさんは語ります。

前の日の自分の言葉や行いが気に入らなくても、毎日新しく生まれ直して、光と愛を次の人へ手渡していける。何があっても進み、育っていける。

弁護士 アイリーン・ニムスさん

(映像は11月8日(日)18時公開)

ハワイで信託・相続を専門にしている弁護士です。仕事の使命は、依頼者が亡くなったあとも、家族が穏やかに、仲よくいられるようにすることだといいます。

ニムスさんは依頼者に尋ねます。何があると心が安らぐか。どんな部屋で、どんな明かりがいいか。そばにいてほしいのは誰か。どんな香りが落ち着くか。その答えを医療についての事前指示書に書き込み、最期に付き添う人が、本人の望むとおりに支えられるようにしています。この本にも、同じような問いが出てきます。

この本を読んで、ニムスさんは自分の遺言書に新しい部分を加えることにしました。財産だけでなく、受け継いでほしい大切な価値も手渡す「価値の遺言」です。

私が子どもたちに遺したいのは、こじれてしまった関係の結び目をほどくこと。恨みや怒り、痛みを手放すことです。

自分にとって大切な価値は何か。どんな人として覚えていてほしいか。いまの自分の行いは、その姿と一致しているか。この本は心の深いところにふれながら、とても実用的でもあり、最後に自分の人生を祝えるような生き方を考えさせてくれる、とニムスさんは話しています。

医師 リード・タクソンさん

(映像は11月9日(月)18時公開)

米国医学アカデミーや米国国立衛生研究所(NIH)で要職を務め、高度看護施設の医療責任者として、多くの人の人生の最終段階に立ち会ってきた医師です。

著者の前作『人生120年の選択』は、人生のどの段階にいても、健康でいること、人生の意味を見つけること、喜びを味わうことに、遅すぎることはないと教えてくれた。今回の本は、その旅の終わりへと私たちを連れていく。タクソンさんはそう話し、心に響いた知恵を3つ挙げています。

  1. 長い寿命と、長い人生は違う。毎日の繰り返しに埋もれているなら、ネットやSNSの怒りと憎しみの渦に巻き込まれているなら、いまこそ変わるとき
  2. 私たちの中には、すでに完全さがある。完成とは結果や終点ではなく、生きる意欲を新たにしてくれる心の構え
  3. 人生の終わりを意識することを、愛する人とつながるきっかけにする。古いわだかまりを手放し、新しい日の光の中へ歩いていくよう、背中を押してくれる

寿命は年数で測りますが、人生の長さは、その年月をどれだけ満ちて生きたかで測られます。

内科医 シンドゥ・ラメシュさん

(映像は11月11日(水)18時公開)

30年以上、内科医として働き、アメリカの大学の医学部で教員も務めています。望んだことをやり遂げ、家族や友人とも和解して、穏やかに最期を迎える患者さんがいる。その一方で、未知への恐れや、「違う生き方をすればよかった」「家族と仲直りしておけばよかった」という後悔に苦しむ人も見てきました。それでも、自分がこの世で過ごす時間の尊さを意識して生きてきたとは言えなかった、といいます。

コロナ禍では、助からないとわかっている患者さんの目に、恐れを見ました。ラメシュさん自身も危険の中にいました。どれだけ知識と技術があっても、救えなかった。そのとき、人生の終わりがいつ来るかは誰にも選べない、選べるのはどう生きるかだけだと思い知ったといいます。

この本を読んで、目的と情熱をもって、毎日を楽しみながら生きる道を見つけたと話しています。

家族や同僚との関係を、いくつも結び直しました。頭の中のがらくたが消えて、行く先がはっきり見えます。

いま何かが起こっても、穏やかでいられる。精いっぱい生きてきたとわかっているから、とラメシュさんは結んでいます。

(4人の言葉は、刊行記念ライブでの英語の発言から抜粋して訳しています)

著者のメッセージ映像

著者 一指 李承憲が、この本に込めた思いを語る映像は、11月10日(火)18時に公開します。

書籍のご案内

  • 書名:魂の終活
  • 著者:一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)
  • 発行:株式会社共生
  • 発売日:2026年11月8日(日)

本の内容は、発売のお知らせの記事で紹介しています。
死の見方が変わると、生き方が変わる──『魂の終活』日本語版、11月8日発売

試し読みと、英語版を読んだ人たちの声は、こちらから。
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