[地球・環境] 食べられる海藻由来の包装紙「Seaweed-Based Packaging」がプラスチックごみ問題を解決する?

過剰にプラスチックで包装された数々の製品。プラスチックは自然環境で分解しないため、海洋に投棄されるとマイクロプラスチックとなり、海洋や海洋生物を汚染してしまう。

インドネシアは、世界で2番目にプラスチックごみの海洋投棄量が多い国だ。そんなインドネシアの企業Evoware社が、既存のプラスチック製品に置き換えて使える、海藻由来の包装紙「Seaweed-Based Packaging」を開発したのだ。

栄養豊富で食べられる包装紙

「Seaweed-Based Packaging」は、100%海藻由来の紙のような新素材。印刷に対応し、熱で溶着すれば、食品向けのパッケージとして使用可能だ。

現代では食品の包装紙から、インスタントラーメンの調味料に至るまで、ありとあらゆるところでプラスチックが使われている。安価で耐久性も高いプラスチックだが、使われる期間は非常に短く、海洋などに投棄されると分解されずに残留し続けてしまう。

これらのプラスチック製品を海藻由来の包装紙に置き換えれば、プラスチックごみを削減できるだろう。そのまま食べることもでき、食物繊維・ビタミン・ミネラルを豊富に含むため、健康にも環境にもやさしいアイデアだ。

>>続きを読む(2017年12月15日 bouncy news)