[社会・文化]地域ぐるみの健康づくり推進へ「第1回ハッピーブレインシティづくりフォーラムin生駒」開催

特定非営利活動法人IBREA JAPANは6月2日(日)、奈良県生駒市の生駒セイセイビル研修室で、「第1回ハッピーブレインシティづくりフォーラムin生駒」を開催しました。地域の脳教育の指導にあたっているブレイントレーナーがブレイン体操やブレイン瞑想などの健康法を紹介。生駒エリアでの活動を報告し、市民の皆様と意見交換を行いました。

 

本ファーラムで登壇したブレイントレーナーとは、心身の健康法として世界的に注目を集めている「脳教育プログラム」の専門指導員です。奈良・生駒を含めて全国各地に有資格者が活動中。学校、高齢者施設、企業の研修など様々なシーンでブレイン体操やブレイン瞑想の指導をしています。

こうした活動をそれぞれの地域ぐるみで行い、健康的なまちづくりを図るのが、IBREA JAPANの「ハッピーブレインシティプロジェクト」です。市町村ごとに幅広い層の専門家や機関と連携し、主に学校教育、高齢者の健康管理、職場環境のサポートをテーマにきめ細かく取り組みます。

 

フォーラムでは、IBREA JAPANの田中ゆかり会長が講義を行いました。「ハッピーブレインシティプロジェクトによる幸せなまちづくり提案」と題して、全国の脳教育活動を紹介しながら、ハッピーブレインシティプロジェクトとは何か、そして、推進することのメリットを案内しました。

その中で、健康寿命を延ばすには「健康の自給自足」が必要だと話しました。「健康の自給自足とは、自分の健康を自分で守ること。自分自身に関心を持ち、自分を愛し、自分の心身のスペシャリストになることで、よい生活習慣が身につき、健康寿命も延びていく。健康を自給自足するためには、体力、心力、脳力を高める必要があり、それを脳教育トレーニングがサポートする」と説明しました。

さらに、フォーラムでは生駒で活動する2人のブレイントレーナーが活動事例を発表しました。指導歴11年のベテラン、伊藤美鈴トレーナーは「認知症予防運動と超高齢社会の生き方提案」をテーマに、シニアの方々を対象にした認知症予防・ロコモ予防運動などの事例を紹介。無理のない範囲で少しずつ頑張りながらトレーニングを続け、自然治癒力を引き出す方法や成果などを報告しました。

また、北川奈保子トレーナーが「子どもの自己肯定感を育てる教育の実践」と題する活動事例報告を行いました。日本ではいま教育制度の大変革期を迎えようとしており、学校や幼稚園・保育園、さらに教員研修などの現場で脳教育プログラムへの期待が高まっています。そんな中、教師歴30年以上、こども脳教育講師歴5年以上の豊富な経験を持つ北川トレーナーが子供たちの「自己肯定感」を高める脳教育の導入事例を紹介しました。

ハッピーブレインシティプロジェクトについての問合せは、IBREA JAPANまで。