[教育]米国ニューヨークで脳教育カンファレンス開催~公教育導入の成果を発表

5月7日、ニューヨークにある公立小学校で「パワーブレインポテンシャル(Power Brain Potential)脳教育カンファレンス」が開催され、ニューヨーク、ネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ、カリフォルニアなどの小・中・高校約400校に導入された脳教育の成果と教育内容が発表されました。

カンファレンスは、勉強のモチベーションと創意力を高める方法、子供のストレス解消と感情コントロール能力を向上する方法、自信を高める方法をテーマに行われ、一指 李承憲学長(グローバルサイバー大学)、デイブ・ビル米国脳教育協会会長、エリサ・アルバレズNY市視学官が講演しました。この日、ニューヨーク市内の学校長や教師等の教育関係者、保護者など、約400名が参加しました。

エリサ・アルバレズNY視学官は「2015年秋から問題のある生徒180名を対象に脳教育を行いました。生徒の社会性向上に驚くような結果がもたらされ、このような結果を通して私が担当している教育区7がニューヨーク市で最も革新的な教育区に選ばれました」とし、「教育区7は、脳教育の教育区として脳教育全校普及を先導しています」と発表しました。

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李承憲学長は「脳教育の核心は、感性開発と人間性回復にある」とし、「今後の教育は、検索すればすぐに得られるような情報や知識の伝達ではなく、生徒が自分の価値を見いだし、潜在能力の実現をサポートする教育に集中すべき」と強調しました。また、教育の中心目標を「人間性開発」に置いた革新的な学校モデルとしてベンジャミン人間性英才学校の事例を紹介しました。

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デイブ・ビル協会長は「ブロンズPS1の4年生とクイーンズPS32の2年生を対象に、脳教育授業を毎日30分導入した結果、集中力、感情コントロール能力、学習能力が2.5倍向上しました。アリゾナペクターアートスクールでは、脳教育の導入後、生徒の暗記力が5倍、情報処理能力は4倍向上しました」と研究結果を発表しました。

現在、ニューヨークでは公立校165校に脳教育が導入されています。公立校の教師が脳教育講師課程を修了し、生徒たちに脳教育を教えています。また、世界では、アメリカ、日本、韓国、中国、イギリス、ドイツ、アイルランドなど、21か国に普及しています。

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