1日を元気に始めるための朝ごはん。毎朝きちんと食べたくても、
忙しい日や朝寝坊した日に、つい抜いていませんか?
もしかしたら「ダイエットしているから」という人もいるかもしれません。
でも、軽い気持ちで「朝ごはん抜き」を続けていると、
私たちの体は悲鳴を上げてしまいます。
食と健康に詳しい、予防医療コンサルタントの細川モモさんに、
働く女性の朝食の実態と朝食の健康効果について伺いました。
(中略)
「デスクワークに運動不足が重なると、骨や筋肉、
関節からなる移動機能が低下する『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』になる心配もあります。
もともとロコモティブシンドロームのテストは寝たきりや
要介護状態を予防するために高齢者に行うものでしたが、
まるのうち保健室でも調査をしてみたところ、
20~30代女性の約3割がロコモティブシンドロームであることが分かりました」(細川さん)
(中略)
では、朝食を食べることによって、どんな効果があるのでしょうか。
「朝ごはんがもたらす健康効果はたくさんありますが、
特に重要なのは『体温を上げること』と『貧血防止』です。
日本人の平均体温は36.89度であるのに対し、20代女性の平均体温は36.1度。
平均値未満が5割近くもいることが調査報告されています(※注1)。
体温は寝ている間にさらに1度下がりますから、きちんと朝ごはんを食べ、
消化によって熱を上げることが大事なんです。
私たちの調査では、朝ごはんを食べている人ほど体脂肪が少なく、
筋肉量や骨密度も多いことが分かっています」(細川さん)
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